公開日:2020/01/10
格安スマホを契約する前に知っておくべきデメリットを毒舌で説明します
記事のポイント
・格安スマホとはなにかわかる
・格安スマホのデメリットをきっちり理解する
・格安スマホをうまく活用する方法
・格安スマホとは
そもそもなぜキャリアは高い?
「Docomo(ドコモ)」や「Softbank(ソフトバンク)」、「au」のいわゆる「三大キャリア」は、自社で通信回線を持っています。 この通信回線に、膨大な初期投資をしています。さらに、基地局の整備やメンテナンスなどで、年間数千億円の維持費をかけています。
つまり、通信キャリアの携帯料金が高い最大の理由は「通信回線の維持コスト」が非常に大きいためです。
格安スマホはなぜ安い?
一方で格安スマホの運営会社は、自社で通信回線を持たず、「Docomo(ドコモ)
SoftBank(ソフトバンク)、au(エーユー)」(以下、キャリア)の通信回線を借りています。
そのため、膨大な維持費が必要ありません。
要するに、
年間にかかる維持費がかからないために、格安スマホの料金は安くユーザーに提供できるというわけです。
ちなみに、他社から通信設備を借りて、音声・データ通信のサービスを提供する事業者のことを、「MVNO」(仮想移動体通信事業者)と呼びます。
・格安スマホのデメリットとは
<デメリット一覧>
・通話料金が高い
・通信速度が遅い
・店舗でのサポートが受けにくい
・キャリアメールが使えない
・自分で初期設定をしなければならない
・LINEのID検索が使用できない(本人認証ができない)
一つずつ深堀りして説明していきます。
・通信速度が遅い
格安スマホとキャリアを比較すると、通信速度が圧倒的に異なります。
キャリアの通信速度は非常に速く、安定しています。
キャリアの通信速度
以下の表がドコモ・au・ソフトバンクの通信速度を計測した結果です。
(画像の引用先:携帯キャリアの通信速度を徹底比較!!安定した速さを手に入れよう!! | 携帯キャリア決済現金化専門店【クイックチェンジ】)
各キャリアで多少の差はあれど、安定して下りで100Mbpsほどの通信速度が出ていることがわかります。
家庭Wi-Fi並みの速さが出ており、キャリア回線で通信速度に悩むことはほとんどありませんね。
余談ですが、Androidの方が速度が出ているのは日本のAndroidユーザーがiPhoneユーザーより少ないため、通信速度が混雑しにくいとのことです。
格安スマホの通信速度
格安スマホ(SIM)の通信速度は回線によって大きく差が出ますが、1〜20Mbpsといったところでしょうか。
特にランチタイムは格段に速度が低下して1Mbpsも出ていない回線もあります。
(通信速度参照:格安SIM人気12回線の通信速度を比較 速い/遅いMVNOは? - 価格.comマガジン)
安定して100Mbpsも速度が出ているキャリアと比べると、何倍も遅いという事実がわかります。
・通話料金が高い
格安スマホはキャリアと比較して通話料金が高いと言えます。
当然ですが、スマホで電話をすると通話料金がかかります。
一般的な相場は「20円/30秒」となっています。
たとえば10分電話すると400円の通話料金が発生することになりますね。
格安スマホも基本的にはこの「通話料金:20円/30秒」であることが多いです。
しかし、格安スマホではなく、キャリアと契約している している方で通話料金を気にする方っていますか?
おそらくほとんどの方が特に気にしていないと思います。なぜなら、キャリアは基本的に通話し放題プランなどを契約することが多いためです。
つまり、スマホで通話をする機会が多い方ほど格安スマホだと割高になる可能性があるというデメリットがあります。
ちなみに、そんな格安スマホの不遇について総務省が「これはまずい」と通話料値下げに動き出しています。
格安スマホ会社のUQモバイルは通話かけ放題プランを用意するなど、徐々に改善しているところもあります。
・店舗でのサポートが受けにくい
格安スマホを運営しているショップってあまり見かけませんよね?
格安スマホはコストを抑えるために、主にネットで契約することを中心としているため、実店舗であるサポートショップは少ないというデメリットがあります。
ソフトバンクやドコモのショップはどこにでもありますよね。
駅前やショッピングモールの中などお客さんが集まりやすい場所にしっかり携帯ショップ を設置しています。
「スマホが壊れた・・・」
「新しいスマホを買いたい」
「スマホの機能でわからないことを聞きたい・・・」
大きなことから小さなことまでショップ店員さんに気軽に質問できる環境があります。
・キャリアメールが使えない
キャリアメールとは「~~~@i.softbank.jp」「~~~@docomo.ne.jp」など、キャリアを契約することで使用することができるメールアドレスのことです。
格安スマホにはキャリアメールが存在しません。
ワイモバイルや楽天モバイルなど専用のメールアドレスを使えるなどのサービスを強みの1つにしている格安スマホ会社もありますが、あくまで一部です。
メールアドレスを使用したい場合はGoogleメールやYahooメールなど別のサービスを利用する必要があります。
・自分で初期設定をしなければならない
ドコモなどのキャリアは実際の店舗で契約すると店員さんが全部代わりに初期設定をしてくれますので、今まで一度も自分で初期設定をしたことないという方もたくさんいらっしゃると思います。
格安スマホはネットで契約して、その後家にSIMカードが送られてきますので、届いたから自身でスマホの初期設定を行う必要があります。
そこまで難しいというわけではないですが、慣れていないと戸惑いますし、正直面倒くさいと感じる方が大半かなと思います。
やり方を説明している動画を見つけましたので、参考までにどうぞ。
・LINEのID検索が使用できない(本人認証ができない)
メッセンジャーアプリ「LINE」 、今では使っていない人の方が少ないですよね。
実は、格安スマホではLINEの友達追加をする際に利用する「ID検索」機能が使えません。
理由は「ID検索」の際にはLINE内で「年齢認証」を行う必要があるのですが、格安スマホではその年齢認証が行えないためです。
QRコードなどを利用すれば友達追加は可能ですが、相手からID交換したいという話を振られたときなどは一瞬戸惑います。
たとえば合コンとかで「LINE交換しようよ~」って流れになったときに、「ID交換使えないんだよね~」っていうのちょっと恥ずかしいかもしれませんね。
<まとめ>格安スマホを契約する前に知っておくべきデメリットを毒舌で説明
以上が格安スマホ全般に当てはまるデメリットでした。
契約する前に知っておいた方が良いことありましたでしょうか?
少しでも格安スマホを選ぶときのお役に立てれば幸いです。
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